あなたは自分の血圧がどのくらいかを把握していますか?
今や、血圧計も一家に一台の時代です。
毎日血圧を測り、健康のバロメーターにしている人も少なくないと思います。
一般的に「高血圧」と言われる場合には、3つのパターンがあります。
最高血圧が基準(140㎜Hg)より高く、最低血圧が正常範囲内の場合
最高血圧は正常範囲内だが、最低血圧が基準(90㎜Hg)より高い場合
最高血圧、最低血圧ともに、基準より高い場合
の3つです。
いずれの場合も症状が長く続くと、脳や心臓などに影響を及ぼしてしまう、危険な病気であることには変わりはないようです。
今回は、「最低血圧が高い」場合の高血圧について、調べてみました。
最低血圧が高い場合に行うべき対策!
高血圧は「生活習慣病」ともいわれるように、生活習慣が影響しています。
特に食生活の影響は大きく、中でも、塩分の取りすぎには注意しましょう。
まずは、味噌汁の味噌は減塩のものを使う、ラーメンのスープは残す、など、すぐに実践できるところから始めてはいかがでしょうか。
塩分を減らすことによって、食事のカロリーを減らすことができますので、高血圧の原因の1つでもある肥満も、防ぐことに繋がります。
さらに血圧を下げるためには、毎日30分以上の運動をすることも推奨されています。
ウォーキングや軽いジョギング、水泳、自転車、ヨガなどの有酸素運動に効果があるようです。
最寄りの駅まで歩いてみる、会社まで自転車で通うなど、日常生活に運動を取り入れていけると良いですね。
最低血圧が高い時に病院で受けられる治療とは?
病院からは降圧剤が処方されます。
あなたの周りでも、「血圧の薬を飲んでいる」という話は、よく耳にするのはないでしょうか。
最低血圧が高い場合は、「カルシウム拮抗薬」と「α1遮断薬」という降圧剤が処方される可能性が高いようです。
いずれも血管を広げることで、血圧を下げることができる薬になります。
しかし、降圧剤は一時的に血圧を下げるだけのもので、高血圧という病気を根本から治すものではありません。
高血圧の治療にはまず、生活習慣の改善が不可欠で、それでも効果が出なかった場合に、降圧剤が併用されます。
まずはやはり、日々の生活を見直すところから始めましょう。
妊娠中に最低血圧が高い場合の対策や治療方法
妊娠すると、体には様々な変化が起こりますが、その中の1つが、高血圧です。
産婦人科へ検診に行くたび、そういえば血圧を測っていたな、と思い出す方もいるでしょう。
妊娠中の高血圧が重症化すると、妊婦の脳に障害が出たり、お腹の中の赤ちゃんに栄養と酸素が十分に届かなかったりと、深刻な状況になることも(汗)
もともと妊娠時は、血圧が上がる傾向にあるため、症状が軽い場合はむやみに薬を使うことはせず、食事のカロリー制限や塩分制限に留め、様子を見ます。
しかし重症と診断された場合は、投薬や点滴、入院しての血圧管理が行われます。
赤ちゃんがある程度大きくなっていれば、帝王切開で出産してしまってから、血圧治療に専念するというケースもあるようです。
まとめ
若いうちはあまり縁のない、高血圧。
しかし、年齢を重ねることで血管も年を取り、硬くなります。
生きて行く上で、「高血圧」という病気は、避けることができない病気かもしれません。
ただ、日頃の食事や生活習慣によって、重症化を防げることは間違いありません!
できることから少しずつ、血管に優しい生活を始めてみませんか^^