小学校も高学年になると、反抗期の入り口です。
「あんなに可愛かった息子が、全然話をしてくれない」
「甘えん坊だったのに、今では反抗ばかりする」
特に母親にとって、異性である息子の反抗期は難しいようです。
ところで、子供の反抗期は3種類あることをご存知ですか。
まず第一次反抗期と呼ばれる、2、3歳の頃。
言葉を覚え始め、何に対してもイヤイヤを繰り返す、イヤイヤ期ですね。
そして、思春期に訪れる第二次反抗期。
大人になる前段階で、心も体も不安定になり、一般的に言う「反抗」の時期になります。
さらに、この第一、第二反抗期の間の小学校高学年頃にやってくる反抗期を「中間反抗期」と言うそうです。
今回は、小学校高学年の反抗について考えてみたいと思います。
反抗期の小学生男子の心理
小学校高学年は、世間的にはまだまだ子供の部類で、親の管理下におかれるべき年齢です。
しかし、そのくらいの年齢になれば、自分のことは自分でできますし、自立心も生まれてきます。
そして、親よりも、友達を意識した行動を取るようになります。
特に男の子の場合は、母親と行動を共にすることを嫌がったり、口答えが多くなったりすることが多いです。
とはいえ、まだ10歳、11歳くらいですから、親に甘えたい気持ちも持っています。
甘えたいけれど、周りの目も気になる…。
そんな複雑な気持ちでいるのが、中間反抗期なのです。
反抗期の小学生男子への対処法で本当に大切なものとは?
反抗期の子供にとって、異性の親というものはとても目障りです。
母親の立場としては色々とかまってしまいたくなるものですが、男の子の場合なら父親に任せてみるのも一つです。
心も体も一気に成長しようとしているこの時期、やはり気持ちがわかるのは、同じ時期を経験したことがある、同性の親になります。
お母さんは少し距離をとって、見守りましょう。
そして、子供の意見を尊重してあげましょう。
いろいろ経験してきた大人としては、「こうするべき」と、押さえつけてしまいそうになりますが、そこは我慢です。
「ちょっと違うんだけどな…」と思うようなことがあっても、まず、子供がしたいようにさせてあげてください。
それが、子供の自信に繋がります。
ここで無理やり押さえつけると、この後の本格的な反抗期で、より大変な思いをすることとなってしまいます。
ただ、悪いことをした時には、母親であろうときちんと叱ってくださいね。
まとめ
「反抗期だから大変!」
そんなふうに、多くの親御さんが悩んでいることでしょう。
しかし、相手は自分の子供です。
指図して押さえつけるだけではなく、信じてみるのも大切です。
反抗期を大変なものにしていたのは、案外、自分たちなのかもしれませんよ。