最近では、母子家庭も珍しくなくなりましたよね。
しかし、女性ひとりで、仕事もしながら子供を育てていくことは、とても大変です。
仕事をしているシングルマザーのおよそ半数が、パートやアルバイトという非正規雇用であるという状況をご存知でしょうか?
そうなると、金銭的に余裕を持って生活している母子家庭は少ないのではないかと思われます。
ですので、そのような時に頼りになるのが、国や自治体からの援助です。
児童扶養手当や住宅手当、医療費の助成や保育料の免除など…
所得や自治体によっても内容は変わってきますが、頑張るお母さんと子供のために、様々な制度があるんです。
これを利用しているシングルマザーは多いと思いますが、反面、この手当に対する世間の目は厳しいものだったりもします。
また、不正に手当を受給している人たちもいるようで、問題になっているのだとか。
今回は、シングルマザーの手当はずるい!?彼氏が出来たら停止で罰金の可能性もある事をお伝えしたいと思います。
シングルマザーの手当がずるいと言われる世間の人の声
「母子家庭になると手厚い手当があるから、生活に困らない」
「同じ時間働いていて収入があるのに、母子家庭だけ手当がもらえるのはずるい」
こんな世間の声があります。
母子家庭予備軍の中でも、
「手当がもらえるから、なんとか生活できるでしょ」という考えのもと、離婚していく人たちもいます。
しかし、実際はそうではないのです。
確かにひとり親世帯には、様々な手当や免除がありますが、それは年収や環境によって違ってきます。
まず、手当の額は所得によって変わるのですが、おおよそ年収が365万円以上の家庭は、支給の対象外となります。
この年収額で考えると、正規雇用でフルタイムで働いているシングルマザーは、そもそも受給資格から外れてしまうということですね。
また、実家暮らしのシングルマザーの場合も支給の対象外になってしまうことがあるようです。
世帯を別々にしていたとしても、何かしら金銭面での援助があるだろう、ということらしいです。
こうして考えてみると、シングルマザーの手当というのは、本当に必要な家庭にしか支給されない仕組みになっているように思えます。
ただ、一部のシングルマザーの中には、年収をごまかしたり、手当をもらうために偽装離婚をしたりしている人もいるようです。
こういった人々がメディアに取り上げられてしまうがために、
「シングルマザーの手当はずるい」という風潮になってしまったのでしょう。
仕方なく離婚せざるを得ず、仕事をしながらも、少ない収入で頑張って子育てをしているシングルマザーにとっては、とても悲しく、辛いことだと思います。
シングルマザーの手当は彼氏が出来たら停止で罰金の可能性も!
シングルマザーの女性は、恋人と付き合う際にも注意が必要です。
恋人ができるということは、家に遊びに来ることや泊まりに来ることもありますよね。
子供と一緒に出かけたりすることもあるでしょう。
しかし、その回数や程度によっては、手当が減額されたり、支給されなくなったりする可能性があります。
食事をおごってくれたり、子供に服を買ってくれたりというような、おつきあいをしていれば当たり前にありそうなことも、金銭的な援助とみられてしまうのです。
同棲しているとなると、生活費も援助してもらっていることになり、完全にアウトかもしれません。
これをごまかして手当を受給していたことが判明すると、罰金を課せられることもあるようなので、気をつけましょう。
シングルマザーだって、恋愛したいですよね。。
子供との生活のためにも、彼氏ができた段階で、住んでいる自治体に手当支給の基準を確認したほうが良いかもしれません。
まとめ
シングルマザーの手当に関しては、まだまだ偏見が多く、気まずい思いをしている方も多いかもしれません。
しかし、この手当を必要としている人が多数であることは間違いなく、子供達のためにも無くしてはいけないものだと思います。
この制度のことをよく知ることが大切であり、利用する側としては、周りに不信感を持たせないように行動していくことが必要なのではないでしょうか。