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元衆議院議員で先日プロレス界を引退した大仁田厚さんが、佐賀県神埼市の市長選に出馬することが決定しました!
大仁田厚さんといえば過激な電流爆破マッチや、過度の整形による話で話題をかっさらっていましたよね。
今回は大仁田厚さんが市長選に出馬しても、現職の松本茂幸市長に負けてしまう理由をお伝えしたいと思います。
大仁田厚さんが佐賀県神埼市から市長選に出る理由
大仁田厚さんは長崎市出身で、ジャイアント馬場さんに憧れて上京し、プロレス界の門を開きました。
その後の活躍は皆さんも知っての通り、過激な電流爆破マッチやグレートムタを真似して「グレートニタ」としての活動が私たちアラフォー世代にとっては印象深いですね。
衆議院議員選挙の時には、今は懐かしい小泉チルドレンとして出馬し、当選まで果たしたのですから現役の大仁田さんを知っていた私はかなり驚いた思い出があります。
「政界を電流爆破してくれるんじゃないか」なんて思いましたが、世間一般の記憶に残るような革命は起こすことができませんでしたね。
そんな大仁田さんが、なぜ神埼市から出馬するのでしょうか?
それには大仁田厚さんのお母さんが強く関与しています。 母の巾江さんは、神埼市の隣にある佐賀市出身で、大仁田さんは現役引退後はお母さんの故郷の地方活性化を図りたいという意向があるようです。
そのために、佐賀県神埼市から市長選に出馬すると意向を固めたようです。
現職の松本茂幸市長に負ける理由
現職の松本茂幸市長は、平成18年から現在まで3期にわたり神埼市の市長を行われています。
第1期及び第2期では、他の市長立候補者がいたため、争うことになりましたが、それぞれ200票差という僅差で勝ち上がってきています。
そして第3期では他の立候補者がいなかったために、無投票で当選しています。
それらの実績を見ると、正直なところ「それほど票を集めることができないので、勝てるんじゃないか?」と思ってしまいがちです。
たぶん、大仁田さんも同じような事を考えたのでしょう。
そして大仁田さんは、これまでの人脈を使い、佐賀に地盤を築く原口一博元総務相や福岡の自民党元幹事長である古賀誠氏とも積極的に交流を図っており、外部からの声援はこれまでの市長選に比べると「大仁田厚ブーム」と呼ばれるほど注目を集めるでしょう。
ですが私が大仁田厚さんは、松本茂幸市長に負けると考えています。
大仁田さんが立候補する神埼市は人口が約3万人です。そのうちに65歳以上の高齢者人口は30%近くもいます。
もちろん選挙で当選するなら住民からの投票が必要になるわけで、その中で最も住民票を入れやすいのか「高齢者」なのです。
元々、松本茂幸市長は 神埼市育ち神埼市出身で神崎役場を退職し現市長になっています。なので地元とのパイプは強固で結束されていると言えます。
もしも大仁田さんが神埼市出身で地元の有力者などと交流がある、もしくは地域づくりの実績があるなど根拠があれば形は違うかと思いますが、全くのゼロから神埼市を知って、ゼロベースの人脈から人間関係を構築していくということを考えると、高齢者の方からの「信用度」は低いと思います。
また、私も以前佐賀県に住んでいたのですが、佐賀県の県の県民性はどちらかといえば「新しい改革を好まない」傾向にあると思います。
以上の点から改革的な大仁田厚さんは地元ではなかなか受け入れることは難しいかと思います。
正直なところ、東京都や大阪などの大きい自治体で勝負をした方が勝ち目あるのかと思っています。
平成30年神崎市長選挙の日程と結果を知るには?
やはり気になるのは、平成30年の神埼市長選挙の日程と結果を知る方法だと思います。
日程は、4月15日(日)の午前7時から投票が開始されます。夜の8時には投票が終了するので、結果は当日にわかるかと思います。
選挙の結果を知るには、ヤフーニュースなど見ていただければ多分速報が出るかと思いますが、世間の注目が少ない場合には、神埼市の公式ホームページを見ると良いでしょう。
→ 神埼市公式ホームページ 「神埼市長および神埼市議会議員選挙について」
私個人としては、市長になるならないよりも地域住民の意欲を高めて「自分たちで何とかしなければいけない」と行政に頼らずに自助の精神で立ち上がっていく方向性を示せれる方が市長にになっていただければいいのかなと思います。
いくらすごい政治家の仲間がいても、実際に地域を動かすのは「住民」なのですから。
※追記:平成30年4月15日に神埼市長選挙の結果が出ました。
<結果>
松本茂幸:9002票(当選)
大仁田厚:8025票(落選)
いや~。大仁田さん、大健闘でした!
実は、私は選挙当日に神埼町を通ったのですが、「今政治を変えなきゃ、いつ変えるんだ!」みたいな選挙カーが町を走っていました。
大仁田さんは4年後の選挙にも立候補予定されているということで、これから4年間、地道な地域活動を行い実績を残していけば、確実に当選するかと思います。
松本さんの5選の可能性については、その頃には71歳なので、後任を育てる立場になる可能性が高いんじゃないかと予測しています。
それでは、戦われた両雄、お疲れ様でした!