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あなたは、会社の同僚や後輩、顔なじみの人から相談を持ちかけられたことはありませんか?
相談された内容によっては解決が難しい場合もあり、せっかく相談に乗るのであれば何かしらのアドバイスをしたいと考えます。
相談された人には話を聞くのが苦手な人、アドバイスを求められてもどのように答えていいのかわからないなど、相談に乗ることに苦手意識を感じている人もいます。
それでは、相談に乗るコツと、相談の意味がないと思われない秘訣について調べてみましょう。
そもそも相談に乗る意味とは?
相談する側としては心を開いた相手でなければ、悩みを打ち明けて相談に乗ってもらおうとは思いません。
また相談したことで、笑われるような態度を取られたら、相談に乗った人に対する感謝から憎しみに変わることもあります。
相談を持ちかけられるということは、その人が信用できる、頼りになる人と判断するからです。
相談される内容は、ほとんどがプライバシーに関することで、あえてプライバシーを打ち明けてくれる仲というのは、他人とよくウマが合う仲の特徴といえます。
相談内容は解決して欲しいから相談するのではなくて相談するということに意味があるのです。
相談に乗るコツ!仕事編
仕事上の悩みはたくさんあります。
例えば
・職場の人間関係
=>相談内容としては最も多い
・負担に感じる業務内容と業務量
=>一人でこなさなければならない代役を立てにくい業務や身
の危険を伴う業務、月間45時間以上の残業が発生してい
る場合など
・業務上のミスや事故
=>会社での所属部署や会社全体に影響を及ぼすような業務上
のミスや事故など
・社内や取引先からの強要
=>社内の目標ではあるが、達成困難なノルマや取引先からの
無理な注文、セクシュアル・ハラスメントなど、業務に関
係する強要から業務外の強要まで幅広く該当
・職場の環境変化によるストレス
=>朝番から遅番に変わったなどの勤務形態の変化、一から業
務を覚えなければならない部署への配置転換、転勤、昇進・
昇格や人事異動(上司、同僚)など
などが挙げられます。
このような悩みの相談についてはどのように対応することが適切なのでしょうか。
そのコツについて説明していきます。
相談に乗るコツ!3選
1.相談相手の話した内容を否定しない
相談相手の話した内容に否定しないことがとても重要です。
相談内容によっては本人の不注意や仕事に対する甘えなどが見えてきてもそこで否定するのではなく、サラッと聞き流すことが大切です。
2.相談内容が仕事に対する愚痴か解決かを見極める
相談内容には人間関係の悩みも多くあり、愚痴を聴いて欲しいだけか、具体的な解決策やアドバイスを求めているのかを判断します。
相談内容が仕事の進め方やアイデアなら、気づいたことを話すことです。
人間関係の相談でも、アドバイスを求めていることがあります。
同じように聴いて欲しいだけの部分とアドバイスを求めていることが混在するときは見極めるのが難しくなることもあります。
その際は、相談相手の反応によって対処の仕方を変えていきます。
相談に乗っている立場での考えやアドバイスを求めていても、意見を述べることで不満そうな反応が返ってくることもあります。
また感情的な内容なら肯定すると物足りなさそうな反応を示すことがあるので、そのときは少しずつ対処の仕方を切り替えます。
3.物事が前向きに進むよう、背中を押してあげる
相談内容がとても重大で、相談者自身が結論を出すための判断に迷っている場合です。
たとえば「仕事を辞めようかと考えている」などの場合です。
相談者の考えていることをすべて話してもらい、そのうえで妥当性や別の選択肢を考慮したうえで、背中を押してあげることが大切です。
相談者自身は相談する時点で心の中で答えを出しています。
その答えを浮き彫りにしてあげながら、前向きに事がすすむよう背中を押してあげることも大切です。
相談に乗るコツ!異性編
異性からの相談に乗る場合、相談相手が女性か男性かによって相談に乗るコツは違っています。
相談相手が女性の場合は、話を最後までしっかりと聞き、相談相手の意見に共感することが大切です。
女性の場合は相談というよりも相談者自身の話を聞いてほしい、共感してほしいと考えていることが多くあります。
反対にアドバイスは、本当のところ、求めていないことが多いのです。
良かれと思ってアドバイスをしてしまうと機嫌を損ねてしまう可能性もあります。
話を聞きながら、ときどきうなずいたりしながら話の内容に共感し、相談相手の話を最後までしっかり聞くのがコツです。
相談相手が男性の場合は、相談内容を最後まで聞いた上でアドバイスをすることが大切です。
男性の場合は、相談内容にもよりますが、的確なアドバイスを求めていることが多くあります。
また相談者自身にはない考え方を求めている場合も多くみられます。
一般論も伝えながら、相談に乗っている立場での考えなどを伝えるのがコツです。
まとめ
相談する側にとっては悩みを相談すること自体、とても勇気がいることです。
あとで「相談しなければよかった」などという感情を持たれないように相談内容を最後までしっかり聞くこととただ話したいだけなのか解決方法を知りたくて相談に来たのかという点を見極めることも大切です。