共依存状態にある親子の場合、子供が結婚したら大変なことになる可能性が高いと言われています。
子供だけではなく、親自体が新しい生活(子供がいない生活)に馴染めずに、離婚して同居に戻るというケースも多いのですが、できればそのような状態って避けたいですよね?
今回は共依存親子の結婚には離婚が付きものな理由、そして根本を治療する方法についてお伝えしたいと思います。
共依存親子の場合、子供が結婚するとどうなる?
共依存親子の場合、子供が結婚すると親は予想以上に心にぽっかりと穴が空いたような虚無感が芽生えます。
子供の方が結婚したばかりで、新たな配偶者との関係を深めることに夢中になり、当面は親の事を考える余裕はありません。
ですが、新婚生活の日常全てが楽しいというわけでなく、元々は他人である男女が一つ屋根の下で暮らすのですから、順風満帆に行かないこともあります。
その時に頼ってしまうのは「親」です。
単なる愚痴程度なら良いのですが、共依存親子の場合、親の方が可愛い子供になんてことをしてくれるんだと抑えきれなくなり、親が直接パートナーに説教するなどの行為を行ってしまうこととなります。
当人達だけの問題なのに、親が横から割って入ってくるような状況になれば、それこそ本当に収集がつかなくなってしまいます。
ですので、共依存親子関係であると少しでも自覚がある時には、夫婦間の問題を親に話すことは絶対にやめましょう。
共依存親子は結婚しても離婚しやすいの?
共依存親子の場合、先ほどもお伝えした通り結婚した後に、夫婦関係に横やりを入れるなどの行為から、結婚相手も自分の親を持ち出し、最終的には親同士が喧嘩をし、当人たちの考えをよそに置いて離婚させられるなどのケースがあります。
どちらかといえば子供が親に依存して離れたくないというよりも、親が我が子可愛さというわがままを「正義」と思い込んで離れさせて、自分のところに帰らせると言う働きが強く見られます。
そもそもそういう性質ですので、冗談でも離婚したいと言ったりパートナーの不満を言えば、親自身は気づいていないかもしれませんが「再び自分のところに戻ってくるチャンス!」と言わんばかりに別れることを強く後押ししてくる傾向にあります。
以上の点から、共依存親子である場合は、離婚しやすい傾向にあると言えるのです。
共依存親子が治療を始めるには、まずどうすればいい?
共依存親子それぞれが問題意識を持って、依存関係を治療したいと思った時にまずどうすればいいのかお伝えします。
・自分たちが依存関係にあることを理解する
片方だけではなくそれぞれが「共依存親子」であることを理解し認めることから治療が始まります。
その後に行うことは、共依存という心の在り方について基礎知識を得ることです。
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このような専門書を見ることで、これから共依存状態から脱出するヒントを得ることができます。
小さなことからでも実践して自分が「自立」できるように、 自己研鑽を積む。
もしくは親子関係以外のコミュニティに属し、自分の世界を広げていくなどの方法があります。
是非自分自身でできることから始めるようにしましょう♪
また、一番気をつけなければならないのは、自称心理療法家に治療を依頼してしまい、その実証心理療法家に依存してしまうと言うことになると、ただの金づるになってしまいます。
どうしても他者に頼る時には、きちんと信頼できるかどうか見極めて相談するようにしましょう。