何か物事に集中しすぎて、周りが見えなくなってしまった経験はありませんか?
例えば恋愛で。
彼のことしか考えられなくなり、他の大事な人を失いそうになったり。
例えば仕事で。
1つの作業に集中しすぎて、いつの間にか時間がすぎてしまっていたり、こだわりすぎたり。
「どうして自分はこうなんだろう…」と、悩んでしまう方もいるかもしれません。
誰でも余裕がなくなると、周りが見えなくなることはあると思いますが、それが行き過ぎると、他人に迷惑をかけてしまうことにも繋がります。
さらに仕事面では、「容量の悪い人」のレッテルを貼られてしまい、損をすることも。
今回は、周りに気を配れる人になるためにはどうしたら良いか、考えてみたいと思います。
周りが見えなくなるのは短所?
周りが見えなくなってしまう、その性格は、果たして短所なのでしょうか。
確かに、結果、他人に迷惑をかけてしまっては、短所と捉えても仕方ないかもしれません。
しかし、「周りが見えなくなる」ということは、裏を返せば「集中力がある」と言うこともできます。
「集中力がある」は、長所として使われるワードですよね。
つまりは、紙一重ということです。
ですから、あまり深刻に考えずに、できることから改善していくと良いと思います。
行動を1つ1つ意識するようにしたり、環境を変えてみるだけでも違ってくかもしれません。
周りが見えなくなるのを改善し、仕事ができるようになる方法
では、いくつか対策を考えてみましょう。
⒈自分がそういう人間だと自覚する
物事に集中しすぎて周りが見えなくなってしまうという人は、自分がそういう傾向にあると自覚していない人が多いです。
自分は丁寧に一生懸命やっているつもりでも、周りからしてみれば、ただ容量が悪く、気が利かない人と思われているかもしれません。
何度も注意されるようなら、自分のそういった性格を受け入れましょう。
そして、どうしたら改善していけるのかを考えながら仕事をしたほうが、先へ進んでいくことができます。
⒉周囲に関心を持つ
意識を高くして、周囲を見るようにしましょう。
作業が一段落したら、一呼吸置いて周りを見渡してみる。
今何時なのか、他の人が何をしているのかも把握しながら、仕事をするようにしましょう。
手が空いている人と会話をしたり、進捗を確認し合ったりするのもいいですね。
集中しすぎるのを防ぐことができます。
⒊期限を明確にする
1つの作業に対して、時間を決めてみましょう。
○時までにこれをする、これが終わったら○時までにこれを終わらせる、など。
時間に気づけるように、タイマーをセットしておく方が良いと思います。
リミットを決めておくと、自然と作業の効率も上がりますよ。
⒋仕事を変えてみる
周りが見えなくなってしまう性格だと自覚しているのならば、仕事を変えてみるのも方法の1つです。
時間に追われて作業しなければいけない仕事や、協力して作り上げるような仕事では、周りに迷惑をかけてしまう可能性があります。
ですので、自分のペースで進めていける仕事や、個人プレーの仕事ならば、あなたの力を存分に発揮することができるはずです。
⒌専門家に相談する
自分の性格を自覚し、発達障害かもしれない、と悩んでいる方もいるかもしれません。
確かに、過集中や不注意、こだわりといった症状は、アスペルガー症候群やADHDという障害の場合もあるようです。
しかし、必ずしもその限りではないので、悩む前に専門機関に相談してみましょう。
自分のことを客観的に捉えることができますし、何より、他人に理解してもらえたということで安心できます。
その上で、今後の過ごし方や意識の仕方を考えていくのも良いと思います。
まとめ
世の中には様々な性格の人がいます。
そうわかっているのに、人はどうしても短所ばかりに気を取られがちです。
そのせいで、人間関係がおかしくなってしまうことは、とても悲しいことです。
短所を改善していこうという努力はもちろん必要ですが、それを個性と捉えて付き合っていく、ということも大切ですね。